当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
PR

関節リウマチ~前編~

健康・医療

朝に手がこわばるようになった・・。
これってリウマチ??

この関節リウマチの診断にもエコーが導入されるようになりました。
関節のエコーをとりドプラを載せることで炎症の有無や度合いがわかるようになります。
これはレントゲンなどでは判断できない、エコーの強みになります。

エコーについては別の項でまとめますがここでは関節リウマチについてまとめていきます。

リウマチとは

もんた
もんた
そもそもリウマチってなんなのでしょう・・??

一般的にリウマチと聞くと関節リウマチを浮かべるかもしれません。しかし正確に言うと単にリウマチは整形外科的な関節痛や例えば脊椎管狭窄症のような神経痛も『リウマチ』と総称されます。
つまりリウマチとは関節リウマチだけでなく関節や骨、筋肉の痛みや炎症を起こす病気の総称となります。

関節リウマチとは

関節リウマチは・・・

もちろんリウマチの中の一つと言えます。なんらかの原因で免疫の異常が起こり自分自身を攻撃してしまうことで炎症が起こる病気です。病気が進行していくと腫れや痛みが起こり、骨の破壊、変形していき関節として十分に機能しなくなります。尺側偏位、スワンネック変形、ボタン穴変形、高度外反母趾など特徴的な外観になります。

リウマチと聞くとまず関節リウマチが思い浮かびますが実は少しそれぞれ意味合いが違うのですね。イメージが次の図です。

もんた
もんた
なるほど!リウマチと関節リウマチ同じことと思っていましたが実は単にリウマチと言うと意味が広くなるんですね。細かいといえばそうかもそれませんがせっかく覚えるならば正確にしたいですね。

病変

では関節リウマチはどのように起こるのかを具体的に見ていきます。
まず正常の関節です。
骨は堅く骨どうしが直接擦れるとすり減ってしまいます。
こうならないように骨の表面に軟骨があります。
さらに関節包という袋状のもので覆われています。
この内側には滑膜がありここから関節液が分泌されています。
この軟骨がクッションの役割を関節液が潤滑油の役割を果たしており骨どうしがすり減ることなく関節を動かすことができます。

関節リウマチになるとどうなるのでしょうか?

なんらかの原因で滑膜内で自己免疫反応を起こしマクロファージなど免疫細胞がIL6など炎症性サイトカインを産生します。滑膜の炎症です。
この時点ではまだ骨は破壊されていませんがこれが進行していくと炎症を起こして厚くなった滑膜によってやがて軟骨や骨が破壊されていきます。
さらに進行すると軟骨が完全に破壊され骨どうしが直接ぶつかり関節を曲げることもできなくなります。

①正常関節
②免疫の異常により滑膜に炎症が起こる。
③炎症によって厚くなった滑膜により軟骨や骨を破壊。軟骨が薄くなり骨の変形が起きる。
④さらに破壊が進むと軟骨がなくなり骨どうしがくっつく。

患者数

日本では70万人とも100万人ともいわれており、約200人に1人に発生しています。
男女比は約1:4で女性が多いです。30~50歳が好発の年齢ですが20代も多くどの年代でもいます。

症状

初期症状

  • なんとなく熱っぽい
  • だるい
  • 食欲がない
  • 朝方に手のこわばりがある(時間が経ったり動かしているとよくなる)
もんた
もんた

とくに朝のこわばりは関節リウマチではよく言われ進行している程こわばりが長く続きます。
またこわばりは手が動かしにくかったり突っ張ったりする感覚です。

その後の症状

ほかにも全身の関節で様々な症状がでる可能性があります。
どんな症状がでるか見ていきましょう。

関節炎

関節が熱っぽく腫れた状態です。動かすと痛みが強くなります。
手の指の付け根や第2関節、手首、足の指の付け根などの小さい関節(小関節)、肩、肘、膝、足などの大きい関節(大関節)に起こります。その時々により痛みの場所がかわります。
関節リウマチ診断の際にこの関節炎(腫れと圧痛)の場所とその数を見ていきます。
ちなみにこの診断の時指の第1関節、親指の付け根は数にカウントしません。

腱鞘炎

腱(筋肉と骨をつないでいる繊維性の組織)を包み保護している腱鞘に炎症が起きた状態です。腱鞘炎症が起こると腱鞘が腫れるため腱がスムーズに動かなくなってしまいます。指を曲げる屈筋腱に症状がでた場合ばね指といいます。
手や指の使い過ぎで起こることが多いですがスマホのやりすぎで腱鞘炎になっている人も・・。

関節水腫

関節の中に液体が大量に溜まった状態。膝に水が溜まるのはよく聞くと思います。この場合は膝のお皿の周りが腫れています。触ると液体のため柔らかいです。

滑液包炎

滑液包は関節の周りにある袋状の組織で関節の摩擦を減らすためゼリー状の液体が入っています。
この滑液包の炎症です。

関節の変形

リウマチが進むと、関節破壊や、筋肉の萎縮などで変形が起きます。
指が外側に反り返るような形(尺側偏移)になってしまいます。これらの変形はリウマチ変形といいます。

また関節以外に起こる症状もあります。

        • リウマトイド結節
        • 肺病変
        • 腎病変
        • リンパ節病変
        • 血管病変  などなど

鑑別疾患

続いて鑑別疾患をみていきましょう。
鑑別が難しい疾患もたくさんあり、日本リウマチ学会より鑑別疾患難易度別リストがでています。

新基準使用時のRA鑑別疾患難易度別リスト(2016.11.14修正)
関節症状を主訴に受診する患者集団における輝度、RAとの症状・兆候の類似性、新分類基準スコア擬陽性の輝度などを総合して、新分類基準を用いる際にRAと鑑別すべき代表的疾患を鑑別難易度高・中・低の3群に分類した。疾患名は日本リウマチ学会専門医研修カリキュラムに準拠した。
鑑別難易度高:輝度もスコア偽陽性になる可能性も比較的高い
鑑別難易度中:輝度は中等または高いが、スコア偽陽性の可能性は比較的低い
鑑別難易度低:輝度もスコア偽陽性になる可能性も低い。

鑑別難易度
  1. ウイルス感染に伴う関節炎(パルボウイルス、風疹ウイルスなど)
  2. 全身性結合組織病(シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、皮膚筋炎、強皮症)
  3. リウマチ性多発筋痛症
  4. 乾癬性関節炎
  1. 変形性関節症
  2. 関節周囲の疾患(腱鞘炎、腱付着部炎、肩関節周囲炎、滑液包炎など)
  3. 結晶性誘発性関節炎(痛風、偽痛風など)
  4. 脊椎関節炎(強直性脊椎炎、反応性関節炎、炎症性腸疾患関連関節炎)
  5. 掌蹠嚢胞症性骨関節炎
  6. 全身性結合組織病(ベーチェット病、血管炎症候群、成人スチル病、結節性紅斑)
  7. その他のリウマチ性疾患(回帰リウマチ、サルコイドーシス、RS3PEなど)
  8. その他の疾患(更年期障害、線維筋痛症)
  1. 感染に伴う関節炎(細菌性関節炎、結核性関節炎など)
  2. 全身性結合組織病(リウマチ熱、再発性多発軟骨炎など)
  3. 悪性腫瘍(腫瘍随伴症候群)
  4. その他の疾患(アミロイドーシス、感染性心内膜炎、複合性局所疼痛症候群など)

引用:関節リウマチ学会

まとめ

さてぜんでは関節リウマチについて概要をみてきました。

ここまでをまとめていきます。

まとめ▼
  • リウマチは関節、骨、筋肉の炎症の総称
  • 関節リウマチは自分の免疫が自分を攻撃することで炎症を起こす病気
  • 患者は女性に多い
  • 症状は朝のこわばりや関節炎のほか
もんた
もんた

少し長くなりそうなので前後編でいきます。

後編では検査についてや治療についてをまとめます。

コメント