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痛くない採血をするには?なぜ痛いのか、血管を探すコツを解説!

健康・医療

どーももんたです。
皆さんは採血はやっていますか?
実際採血業務をしていると駆血帯で縛らなくても見えてる人もいれば、血管が全然見えない人、見えてるけど採れない人、血管も硬くなってるのもあればしおしおになってるもの、細い人などなど・・
本当にいろいろな血管と出会います。

これを読めば100%採れるようになる!!

・・・というのは難しいですが採りずらい時の対応や患者さんからよく聞かれることなど、僕が実践していることを交えながらまとめていきます。

日本臨床検査標準協議会(JCLLS)標準採血法ガイドラインが出されているのでこれも参考にしてください。

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感想(2件)

採血とは

採血は病気の診断や身体の状態をみるのに必須の医療行為です。
ちなみにネットで採血と調べると

採血法(さいけつほう、Venipuncture、Phlebotomy)とは、血液検査・血液培養検査などの臨床検査を行う上で重要な医学的手法の一つで、生体の血液を採取する方法である。一般には、静脈から採血する静脈採血と、動脈から採血する動脈採血に分けられる。

Wikipedia

とでてきます。
この記事では検査技師や看護師が行う静脈採血についてをやっていきます。

採血の種類

静脈採血は大きく分けて真空採血シリンジ採血とあります。
それぞれの違いをみていきましょう。

 真空採血シリンジ採血
利点針刺しのリスクが少ない採血時微調整がしやすい
欠点翼状針だとチューブの長さ分だけデッドスペースができるため必要量採れない場合がある分注時針刺しのリスクがある。

ガイドラインなどでは針刺しのリスクが少ない分真空採血のほうを薦められています。
しかし僕が経験上高齢の方で血管がしわしわな人や細い人などで真空管を使用するとなかな引いてこないことも多いです。
そのためこの場合はシリンジを使ったほうが良いです。そのため、もしどちらでも使用が可能なのであれば、血管によって使い分けるのが良いです。
好みもあると思います。ちなみに僕はどちらかというとシリンジが好きです。

採血手順

採血の手順を確認します。
簡単にいうと

採血の準備をし、患者を呼び入れ、採血をして分注、終了後は手指消毒。

という流れです。
以下ちょっと詳しく手順をあげてみました。

  1. 道具の用意
  2. スピッツ及び患者の氏名確認
  3. 患者の呼び入れ、本人確認
  4. 手指消毒をしグローブをする。
  5. 駆血帯をつけ、患者に手を軽く握ってもらう。
  6. 血管を選定する。
  7. 消毒をし、乾燥させる。
  8. 針を穿刺し必要量採取する。(刺入角度は30度以下)
  9. 穿刺部位にアルコール綿を軽く当てて針を抜く
  10. スピッツに血液を入れたら転倒混和させる。
  11. 感染性廃棄容器に確実に入れる。(リキャップはしてはいけない)
  12. 止血を確認し、テープを止め3~5分はしっかり圧迫止血をお願いする。(必要に応じて止血ベルトなどを使用)
  13. グローブをはずしたあとは必ず手指消毒を行う。

採血で注意したいのは患者間違いスピッツの間違いや不足です。
患者間違いをしてしまうと全く別の人の検査をしてしまうことになり大変です。
どこかで気づかれればまだいいですが気づかれずに説明され、それをもとに薬がだされてしまったら・・。
考えるだけで恐ろしいです。
またスピッツが不足してしまうと検査ができなくなってしまう場合があり再度採血が必要となってしまいます。

また感染症対策もとても重要です。
グローブをするだけで針を刺したとしてもグローブに血液が付着する分体内入るのが少なくなり感染リスクも落ちます。
また一人採血をしたら必ず手指消毒をしましょう。

患者間違いや針刺しは採血におけるインシデントでも多いものだと思います。
しっかり確認し、標準予防策に準じて手技を行いましょう。
また、患者がたくさんいたとしても慌てず落ち着いてやるのも大切かと思います。

もんた

お待たせいたしました!次からはいよいよ血管の探し方や痛いといわれるのが少なくなるやり方をお伝えします。
僕自身あまり痛くないと言われることが多く(今はクリニックで採血することが減ってしまいましたが・・)その僕が実際行っている方法です。

血管の選択

さて採血をするときにどんな血管が良いか・・。

ずばり太くて弾力のある血管です。
見た目血管が浮き出ているくらいが血管を押さえやすく僕は好きです。
しかし浮き出ているとことは見た目すごくわかりやすいのですが針を刺す角度が難しく、血管が硬くてころころ逃げてしまう場合も多いので注意が必要です。
こういうところを指すときは血管の針を指す両端を押さえて角度は腕とほぼ平行なイメージで刺しすぎないようにしましょう。

そのため普段割と深めに刺してしまう人や長針を使用している方は見た目で浮き出ておらず触るとはっきりわかるようなところで採るのが良いと思います。

見えないときのコツ

太くて弾力のある血管・・。
みんながみんなこんな血管があればいいですが、そんな甘くないのが現実・・

血管が細い人、硬い人、くねくねと蛇行している人、弾力がない血管、筋肉や脂肪で隠れてしまっている、深いところにあるなどなどなど
採血をしているといろいろな血管に出会いますよね?
とはいえ検査をするにはなんとかして採血をしなければなりません。
こんなとき僕は次のようなことをしています。

駆血を強めるor弱める

高齢者の方で弾力がない人や触っても見た目でも全然血管がわからない場合は血管を怒張させるため駆血を強めます。
血管が硬くころころ動きそうな場合は、さらに怒張させると余計パンパンになってしまうので逆に駆血を弱めます。

採血枕を低くする

これも血管を怒張させるために行います。
心臓の位置より低くすることで血液が流れ怒張してきます。
また小柄の方などは枕が高すぎると腕を挙げなければならず体勢に無理が生じます。
枕を低くすることで少しでもリラックスしてもらうようにすることも大切です。

腕を回内、回外させる

まずは回内・回外とはどんな動きでしょうか。

回内・回外

前腕を前に差し出し、手のひらを伏せるような位置をとることを回内、反対に手のひらを上に向けた位置をとることを回外といいます。回内では尺骨が回旋して交差して見えますが、回外では橈骨と尺骨が平行になります。回内・回外は前腕の回転にだけ使う言葉です。

看護roo

親指が上にくるような状態にすると正中の血管が見やすくなることが多いです。
よく力いっぱい握っている患者さんもいます。これでは前腕を動かせません。また力いっぱい握ることで検査に影響が出る場合もあります。筋肉で硬くなって血管が分かりにくくなったり、筋肉にうもれてしまうこともあります。
力を緩めてもらいましょう。

また人によってはこの動きが難しい人もいます。
決して無理はせずできる限りで行いましょう。

温める

特に冬場など寒い時期になると血流が少なく血管も収縮しています。
ホットパックなどで温めることで血流を促し、血管も膨張してきます。
長時間置くと熱くなるのでコミュニケーションをとりながらおこないましょう。

その他

今まで挙げたほかにも

  • 前腕部を手首から穿刺部位方向にこする(マッサージをする)
  • 人差し指と中指で血管を数回軽く叩く

なども血管を怒張させるために行う方法です。
叩く行為は抵抗があるのと、CKなど検査結果に影響が出てしまう場合があるためでやっていませんが、こすることは時々やっています。

もんた

手を下ろしグーパーしてもらったり叩いたりする人や強く握ってもらう人もいるかもしれませんが僕はこれらのこともあまり行いません。
グーパーしてもらうことは『パンピング』といいますが、このパンピングや強く握る行為は筋肉中のカリウムが血液中に漏出してしまい偽高値の原因になり得るからです

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感想(0件)

痛みが少ない採血をするには?

僕自身が気を付けていることは

  • 血管はなるべく正中~外側を選ぶ
  • ある程度の速さをもって刺入する
  • 皮膚を引き伸ばす

です。

もんた

そもそもなぜ採血は痛いのでしょうか?
針を刺すんだからそりゃ痛いでしょと言われればそれまでですが痛くないときもありますよね?

なぜだか見ていきましょう

この違いは皮膚にある感覚機能と関係があります。
感覚機能があるから痛みも感じます。
この痛みを感じる感覚機能は痛点といいます。

全身に点状にあります。この痛点に触れると痛みを感じます。
特に膝の裏、首、肘の内側に多くあります。また手指も密に痛点があります。
これが肘の内側や手の甲で採血をすると痛い原因の一つです。

また針を刺す際皮膚が緩んでおり、針を刺入する速度が遅いと複数の痛点にじわじわ伝わり痛みを感じてしまいます。

また腕には神経も通っています。この神経に触れることで痛みやしびれを感じます。

つまりは『痛点や神経に触れないように採血をする』のが痛みが少ない採血をする条件となります。

しかしこの点や神経は直接みえないのでいうほど簡単なことではありません。

ちょっと絵をかいてみました。(下手すぎてわかりにくいかも・・。)
神経と血管の位置関係をみると近いところにあります。ちなみに左が小指、右が親指側です。

以上をまとめると

  • 血管はなるべく正中~外側を選ぶ→肘の内側は痛点が多いため
  • ある程度の速さをもって刺入する→遅いと複数の痛点に伝わってしまうため
  • 皮膚を引き伸ばす→複数の痛点に触れないようにするため

となります。
とはいえこれをやってても痛いといわれることもしばしばあります。
一度痛みを与えてしまうと相手には恐怖心ができ余計に痛みに敏感になったり血管がみえにくくなったりします。
痛いと言われたときは無理せず一度抜き、刺し直しや人の交代などをしていきましょう。

採血で起こる合併症とその対処

アレルギー

アルコール消毒で赤くなったり、かゆくなったり、かぶれたりする人がいます。
また採血後に止めるシールでもかぶれる人もいます。
事前にコミュニケーションをとり今までアレルギーの経験がないか聞いておきましょう。

アレルギーが出てしまった場合はその部分を水洗いしましょう。

内出血

針の刺入時うまく入らず探った場合や止血が不十分な場合などに起こります。
しっかり圧迫止血をしましょう。

内出血を起こしても2週間ほどあればきれいになります。
ひどい場合は冷やすと良いです。

迷走神経反射

緊張や痛みなどで起きます。血圧が急に下がり、めまいや意識の消失を起こします。
今までに同じような経験がある人に対しては横になって採血を行いましょう。

また特に若い男の人に多いように感じます。
とはいえ老若男女問わず起こり得ることです。
倒れてしまうこともあるかもしれません。事前にその時のために寝かせる場所や看護師さんなどとの連携をしっかり確認しましょう。

患者さんによく聞かれること

もんた

採血をしていると患者さんとの距離も近いのでいろいろ聞かれたり、話をしたりすることがあります。
今までの経験で聞かれたことやよくある質問とそれに対して僕が答えた回答を書いていきます。
参考にしてみてください

採血した血の色が黒い気がするけど・・?

採血をするのは静脈の血です。酸素を多く含む動脈では鮮やかな紅ですが体中に回って心臓に戻ってくる血は老廃物や二酸化炭素が多くなり黒っぽくなります。
体を回って掃除してきたあとだから黒っぽいというとイメージがわきやすいかもしれません。

1本で検査できないの?いっぱい採るね・・。

量としては小さじ1杯程度の量で実はあまり採っていません。
検査によって入れ物が変わっています。入れ物のなかに粉や液体が入っていてこれが検査によって違うので〇本採っています。

採血したところが青くなったけど治るの?

ひどいときは冷やしてもらうと良いです。
2週間あれば大体治ることが多いです。

採血はどっちの腕がいいですか?

血管が見えればどちらでも良いです。
痛くなったらいやなので利き腕じゃないほうが良いといわれることもあります。

採血後に押さえるのはなんで?

針を刺しているので小さい穴が開いているようになります。しっかり圧迫し止血しないと内出血を起こし青くなってしまったり、血がでてきてしまったりします。

血管が見にくいけどなにかしといたほうがいいことは?

冬場など寒い時期ならば温めてもらうと良いかもしれません。
よく採血を行う場所や見えているけど失敗されることが多いなど情報を教えてもらうのも良いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか
採血に関しての僕が行っている血管の探し方や痛みを感じる原因について触れました。
ここに書いたものは一例のためこれがすべてではありません。
しかしこれを実践していて血管が細い人の採血も採っていますし、患者さんや職員から痛くないといってもらうことも多いです。
ものは試しで試してもらっても損はないと思います!

ちなみに余談ですがスピッツの順番については真空採血か、シリンジかで推奨されている順番が違います。
真空採血の場合は血管から管を通り直接スピッツにいきます。そのため初めは組織液が混入し凝固するリスクが上がります。また時間が経つと量が引けなくなる恐れがあるので一番に生化学のスピッツにいれます。その後組織液の混入の恐れはありませんが時間が経つと溶血や凝固の恐れがあるため、凝固系、血算、ヘパリン系という順番に入れ血糖などは最後に入れます。
シリンジの場合は一度注射筒という中に入るので組織液の混入のリスクは低いです。しかし時間が経つと凝固してしまうのでまずは凝固系、血算、ヘパリン、その後血糖などをいれ、最後に生化学のスピッツにいれます。生化学の場合は検査する際は凝固してから遠心しますし、量が多いので間で分注すると他のスピッツ分が足りなくなる恐れがあるからです。

まとめが余談話になってしまいました😅
採血は針を刺すためどうしても痛みは伴いますしクレームもでやすいです。
しかし患者さんと近くで接っしコミュニケーションがとれる場でもあります。
施設によっては看護師さんや臨床検査技師など複数の職種で行うため職員間のコミュニケーションもとれるようになります。
また採血ができれば自分のスキルにもなります。
是非がんばっていきましょう!

ではまた

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