どーももんたです。
これまで概要編、子供と大人のワクチン編と書いてきました。
今回はコロナワクチンについて2021年8月末現在の情報をいろいろまとめてみました。
独自調べなので違う見解等あるかもしれません。一参考程度に見てもらえると良いです。
ワクチン接種を進めるためクーポン券がどんどん配られています。
しかしワクチン自体が足りない!?
子供への影響は?
妊婦は打っても良いの?
今までのワクチンとの違いは?
3回目が必要?
抗体はどれくらいもつもの?
コロナになった人はどれくらい経ったら打っていいの?
僕自身接種しましたが疑問がたくさんあるので自分自身も整理していきたいと思います。
他のワクチンの概要と各論についてはそれぞれ別の記事にまとめていきます。
こちらこらどうぞ! 概要について 子供と大人のワクチンについて
コロナワクチン概要(接種について)
まずはワクチン接種についていま日本ではどうなっているのか概要を見ていきましょう。厚労省の新型コロナワクチンの接種についてのおしらせを参考にまとめてみました。
接種時期や対象者
2021/9/2現在では2021/2/17~2022/2の予定となっています。
医療従事者等、高齢者、基礎疾患と続き、一般の方へのクーポン券の配布が進んでいます。
現在ファイザーとモデルナが接種する日に12歳以上、アストラゼネカは接種する日に原則40歳以上が対象となっています。
また接種時費用はかかりません。(公費となります)
しかしワクチンの供給が追い付いておらず打ちたいのになかなか予約が取れない方も多いのではないのでしょうか。
接種回数と接種間隔
ここではファイザー社とモデルナ社のものを書いていきます。
モデルナ:接種回数→2回 接種間隔→28日 標準として1回目の接種から4週間後に2回目の接種を行う。
標準の接種間隔を書きましたがこれを超えても接種間隔の上限が決められているわけではないので2回目の接種は可能です。
世界的にみるとWHOやアメリカ、EUの一部の国では1回目から6週間後までに2回目の接種を行うことを目安とされています。
詳細は後述のコロナワクチンの種類のところに書いていますのでこちらも参考にしてください。
接種が受けられる場所
原則として、住民票所在地の市町村(住所地)の医療機関や接種会場で接種をすることになります。
ただし以下に当てはまる人は住所地以外でも接種が可能です。
(2) 基礎疾患で治療中の医療機関で接種する人
(3) 副反応のリスクが高い等のため、医師の判断により、体制の整った医療機関での接種が必要な人
(4) 国や都道府県の設置する大規模接種会場で接種を受ける人(会場毎に対象地域に住む人に限ります)
(5) 職域接種で接種を受ける人
(6) 実際に住んでいる場所と住所地が異なる人
その他
接種に関する同意
日本では任意接種となっています。本人の意志で接種することが前提であり、接種しないことに対する差別や強制などはしてはいけません。
こういったことを受けた方に対しての相談窓口も設置されているためもし苦しんでいる人がいたら相談するのも一つの手だと思います。
次項にワクチンのことや副反応についてなどまとめていますのでこちらも参考にしてください。
予防接種健康被害救済制度
一般的なワクチン接種でも副反応による健康被害が起きた場合の救済制度があり、新型コロナウイルスワクチンについても同様に受けることができます。
ワクチンについて
コロナワクチンの種類
製造会社 | 種類 | 有効性 | 接種回数 | 接種間隔 | 保存温度 | 承認状況 |
ファイザー | mRNAワクチン | 95% | 2回 | 21日 | -70℃ | 2021/2/14承認 |
モデルナ | mRNAワクチン | 94.10% | 2回 | 28日 | -20℃ | 2021/5/21承認 |
アストラゼネカ | ウイルスベクターワクチン | ~76% | 2回 | 4~12週間 | 2~8℃ | 2021/5/21承認 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | ウイルスベクターワクチン | 72% | 1回 | – | 2~8℃ | 2021/5/24申請 |
ノババックス | 組換えタンパクワクチン | 90.40% | 2回 | 2~8℃ | 2021/2~治験実施
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種類についてもう少し見ていきましょう!
mRNAワクチンとは
コロナウイルスの表面にはスパイクタンパク質と言われるものがあります。
このタンパク質の設計図(mRNA)を体内にいれます。
そうすることでこのタンパク質に対する抗体をつくることができ結果的にコロナウイルスと戦うことができます。
ちなみに遺伝子の核には届かず外側に置いておくだけなので遺伝子を作り変えるわけでもないので残り続けるわけでありません。
ウイルスベクターワクチンとは
ベクターとは運び屋を意味します。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の遺伝情報を載せたウイルスをヒトに無害になるように加工しそれを接種します。ウイルスがスパイクタンパク質の遺伝情報を細胞内に運ぶことで、このスパイクタンパク質を免疫細胞が認識して、スパイクタンパク質に対する抗体や免疫細胞がつくられます。
他のワクチンでも使われています。
副反応
接種部位の痛み・発赤・腫れ・痒み、だるさ、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱、関節痛、吐き気などがあります。
実際ぼくは1回目13時30分頃接種し夕方頃から接種側の肩を上げると痛みを感じ、翌日は何もしていなくても痛み、その翌日にはなくなりました。
2回目は14時頃接種。接種直後から痛みを感じました。翌日はだるさを感じ夕方頃に発熱。カロナール内服で翌日にはよくなりました。
数日から1週間経ってから腕にかゆみや腫れなど副反応が起こる場合もあります。いわゆるモデルナアームと呼ばれるものがこれです。この場合は冷やしたり軟膏を塗ったりすると症状が軽くなり、数日で良くなります。
話を聞くと特に若い女性は症状が強いようで解熱剤を内服してもなかなか良くならない人もいました。
逆に少し痛みを感じる程度で済んだ人もいたようです。また1回目のほうが症状が強かった人、2回目のほうが症状が強かった人と両方いました。ただ聞いていると2回目に強くでた人が多いように思います。また接種部位の痛みを感じる方は多くいます。
個人差がかなりあると思います。
妊娠、妊婦、授乳への影響は?
2021/8/14日本産婦人科学会より妊産婦の方に対してのお知らせがでています。(妊産婦のみなさまへ 新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて(第2報))
ここにはCDC(アメリカ疾病対策センター)は妊婦へのワクチン接種を強く推奨する声明をだしており、日本においても時期を問わず(以前は器官形成期である妊娠12週までは偶発的な胎児異常の発生との識別に混乱を招く恐れがあるため、接種をさけるとなっていましたが、海外における接種実績から妊娠初期から流産などを含む重篤な合併症が発生したと報告はないとされており変更になった)ワクチン接種をお勧めすること。妊婦の夫やパートナーもワクチン接種することをお勧めすることが書かれています。
新型コロナウイルスに感染すると特に妊娠後期で重症化しやすいとされているためです。
とはいえ接種を希望の際は念のため健診してもらっている医師に事前に接種の相談をしたほうが良いと思います。
妊娠中に接種すると抗体が胎盤を通って赤ちゃんに移行し産後の赤ちゃんを感染から守る効果も期待されており、授乳中にも抗体が分泌され同じような効果を期待されています。また副反応に関しては一般の人との差はありません。アセトアミノフェンは内服して問題がないため頭痛がある場合も内服をしてください。発熱した場合には早めに解熱剤を服用するのが良いようです。
ワクチンで不妊になるという科学的な根拠もまったくありません。実際ワクチンの臨床試験中に妊娠した方、着床前にワクチン接種をし問題なく妊娠が継続した方もいます。
厚労省からも妊婦の方々に対してのリーフレットが出されています。(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策~妊婦の方々へ~)
子供の接種は?
最近では10代や20代など若い世代でも感染が目立っています。10歳未満の感染あり保育園などの休園も多いです。実際身近で休園となったところもあります。
どこからうつってきてしまうのでしょうか?特に小さい子供たちの多くは家族からの感染が多いようです。そこから中学高校と進むにつれ友達といる時間のほうが長くなったり、出かける時間がながくなると家族以外の感染リスクが増えていきます。大人と同じですね。そのためやはりワクチン接種をお勧めされています。ただしファイザーやモデルナであれば12歳以上で接種可能とされているため、それ未満の場合は接種できないのが現状です。
副反応については接種した部分の痛みや腫れなどの局所反応はほとんどの人におこります。接種後の頭痛、全身倦怠感、発熱(37.5度以上)などの全身反応は、2回目接種後の多くの人にみられます。局所反応、全身反応とも、接種翌日をピークに減少し、1週間以内にほぼ改善します。アナフィラキシーなどの重篤なものに関しては他のワクチンと同等の頻度とされています。
採血でめまいや失神を起こす人がいますが予防接種でも起こる場合があります。そのため採血時にこれらの症状を起こしたことがある場合は事前に申し出たほうが良いです。
ワクチンの効果は?
薬事承認前に、海外で発症予防効果を確認するための臨床試験が実施されており、ファイザー社のワクチンでは約95%、武田/モデルナ社のワクチンでは約94%の発症予防効果が確認されています。また、アストラゼネカ社のワクチンは、海外で実施された複数の臨床試験の併合解析の結果から、約70%等の発症予防効果が確認されています。
効果の持続期間については、例えばファイザー社のワクチンの場合、海外で実施された臨床試験後の追跡調査の結果によると、2回目接種後6ヶ月の発症予防効果は91.3%であったという報告もあります。また、武田/モデルナ社のワクチンの場合、同様の調査において、2回目接種後6ヶ月の発症予防効果は90%以上と発表されています。今後も引き続き、集積される様々なデータを見ていく必要があります。
また免疫が獲得できたかどうかの検査(中和抗体検査)を行える医療機関もあります。興味があれば調べてみてください。
おわりに
今回はぼく自身が調べまとめたものなので違う見解もあるかと思います。
昨今猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。いつ終わりが来るのか、自粛自粛に嫌気がさしてきてしまいます。
このコロナウイルスに対抗する手段としてワクチンがでてきて現在接種が進んでいます。
しかしでたばかりの新しいものであり長期的なデータはありません。接種に不安を持っている方も多いでしょう。しかし発症を抑制したり、感染予防の効果があったりとワクチンの効果がでていることも事実です。
接種によるメリット、デメリットがあります。人それぞれ抱える問題もあります。現状任意接種ですから強制するものでもありませんし、接種をしないことに対して差別をしてはいけません。
ぼくはこの記事を書くにあたり改めて調べました。
やはり接種できるのであれば接種をしたほうが良いと思います。確かに5年10年経ってなにか副作用がでる可能性も0ではないと思います。しかし中等症、重症になっても受け入れ先が見つからず死亡してしまうケースもあるなかで、今コロナウイルスにかからないよう、重症化しないよう対抗する術を持っておく必要があると思うからです。
あなたはどう思いますか?
接種について考えるにあたりこの記事が参考になればいいと思います。
ではまた。
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